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2024/10/05 (土)

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アジアパシフィックアマチュア選手権|2nd & 3rd Round レポート 中野麟太朗が2打差リードで、 暫定トップを守る

太平洋クラブ御殿場コースでの開催となった第15回「アジアパシフィックアマチュア選手権」。本大会はアジア太平洋地域のアマチュアゴルフをさらに発展させるための共同イニシアチブとして、アジア太平洋ゴルフ連盟、マスターズトーナメント、R&A によって 2009 年に創設された。優勝者にはマスターズトーナメントへの招待と全英オープンの出場権が与えられる。2010年、2011年に優勝した松山英樹は2021年のマスターズ優勝への道筋を今大会からスタートさせたと言っても過言ではない。松山の他にも、2018年には金谷拓実、2021年には中島啓太が優勝している。今大会には日本での大会だけに日本選手に期待がかかる。

3日目は2日目にサスペンデッドになった前半組の中断後のプレーと後半組の第2ラウンドがスタートした。注目は中野が5番からの9ホールで幾つ伸ばせるか、また、中野と同組で中野に1打差のウェニー・ディン(中国)が中野を逆転するかだったが、残り5ホールはすべてパーの67。ディンも67。2ラウンドの前半を終えて中野が通算7アンダーで単独トップ。1打差でディンが続いた。
後半組では、初日5アンダーで単独トップのランディ・ビンタン(インドネシア)がどう優勝争いに絡むのか。一時は中野のスコアを1打上回る通算8アンダーまで伸ばしたが、最終的には1アンダーの69で、中野に1打遅れる通算6アンダーでホールアウト。ディンと2位タイにとどまった。4位タイには、初日4アンダーで2位タイだったワン・シェン(中国)とリズク・アダム・ロイザム(マレーシア)が通算5アンダーで続いた。
なお、予選通過は通算7オーバー56位タイまでの63人で、日本選手は中野の他、松井琳空海と福住修が9位タイに入るなど10名全員が予選通過を果たした。

無事に第2ラウンドを終え、第3ラウンドはパラパラと雨が降りしきる中、午後2時から第1組がスタート。雨は強弱をつけて降り続け、いつプレーがサスペンデッドになるかという状況となった。展開は、中野が3番パー5で確実にバーディーを取って2位に2打差をつけ、5番でセカンドショットを外した後にアプローチショットを1メートルに寄せ、そのボールをマーク。次のパーパットを残してサスペンデッドになった。

競技が進行する中、クラブハウス2階のオークルームではランチを兼ねてのギフト交換会が催された。マスターズ、R&A、APGCの主催3団体に加えてJGA、太平洋クラブの5団体によるもので、太平洋クラブは石川県の復興支援を込めて富士山の絵柄を特注した輪島塗りの大盃と2個セットのお猪口を主催3団体に贈呈した。

午後7時からはクラブハウス2階レストランで、GALAパーティーが開催された。韓 俊 太平洋クラブ代表取締役社長の挨拶に続き、フレッド・リドリー オーガスタマスターズトーナメント会長が挨拶。次に、クラシック歌手でソプラニスタの岡本知高さんが2曲を披露された後、宮城野親方によるスピーチと、レストラン内に設置された土俵エリアでの相撲パフォーマンスが行われた。引き続きAACによるビデオ映像が流され、クライマックスには特大の花火が打ち上がり、場内は大いに沸いた。

明日の最終日は、松山、金谷、中島に続いて、マスターズと全英オープンの出場権を中野が獲得する可能性が一段と高まった。是非そのシーンを直接ライブで見て欲しい。入場無料でもある。

Photo by TM PHOTOLINKS

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