アジアパシフィックアマチュア選手権|2nd Round 暫定首位に中野麟太朗
太平洋クラブ御殿場コースでの開催となった第15回「アジアパシフィックアマチュア選手権」。本大会はアジア太平洋地域のアマチュアゴルフをさらに発展させるための共同イニシアチブとして、アジア太平洋ゴルフ連盟、マスターズトーナメント、R&A によって 2009 年に創設された。優勝者にはマスターズトーナメントへの招待と全英オープンの出場権が与えられる。
2021年の松山英樹のマスターズでの優勝も、この大会での優勝から始まったと言っても過言ではない。
2日目はトップが6時30分スタート予定だったが降雨と濃霧のためにスタート時間が遅れ、ようやく午後1時に前半組20組の第1組がスタートした。
前半組で最も注目されたのは、インスタートの初日4アンダーで2位タイの中野麟太朗と、昨年大会2位で世界アマチュアランキング4位のウェニー・ディン(中国、初日3アンダー5位タイ)、ディフェンディングチャンピオンのジャスパー・スタッブ(オーストラリア、初日2オーバー45位タイ)とのペアリングだった。初日5アンダーで単独トップのランディ・ビンタンが後半組で本日は最初からプレー不能が決まっていただけに、中野とディンの2人がどのようなプレーをするかが見どころとなった。
10番から12番までの3ホールは両者ともパーを重ねたが、13番でまず中野がグリーン手前からチップインバーディーで通算5アンダーに、ピン横3メートルにティーショットを寄せたディンもバーディーパットを沈めて通算4アンダー。続く14番で中野が3オン2パットのボギーを叩き、パーとしたディンが中野に並んだが、15番で中野がバンスバックとなるバーディーを決めて1打リード。16番ではディンがバーディーで再度通算5アンダーでトップタイ。18番パー5はともにバーディーで、前半の9ホールを終えて中野とディンが通算6アンダーでトーナメントリーダーとなった。
アウトに入ると、1番、2番は両者パー、3番パー5で中野がバーディー。通算7アンダーで単独トップに立った。この頃から夕闇が迫ると同時に霧も濃くなり始め、4番を両者パーでホールアウト後、17時22分にサスペンデッドが決まった。
この大会は入場無料。3日目以降はさらに興味深い展開となりそう。ご観戦いかがでしょう。
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