新着情報

第5回PGAジュニアゴルフ選手権 太平洋クラブカップ
会場／太平洋クラブ益子PGAコース

コロナ禍及び東京オリンピック開催などの関係で3年振りの開催となった「PGA ジュニアゴルフ選手権　太平洋クラブカップ」。
初日の1回戦と2回戦を勝ち上がった四国地区と関西地区が2日目の決勝戦に進出。
2日目の18ホールでの決勝戦では過去3勝を記録している関西地区が僅差ながら四国地区に競り勝って4勝目を挙げました。

強い関西地区の伝統が復活！
四国地区との接戦を制して4勝目！

「個人スポーツでは欠如しがちな、思いやりや協調性や信頼関係も養ってもらいたい。団体戦で行われるこの大会は教育の一環としても大事」というPGA(日本プロゴルフ協会)の理念が元になっている今大会。ストロークプレーによる個人戦ではなく、それぞれの地区の選手(男女各8名)を男女別に4ペア計8ペアに分け、各ホールのティーショットは4人とも打ち、第2打以降はチームが1つのボールを選択してその場所から両名が打ち進んでホールアウトするスクランブル方式のホールマッチによる地区対抗戦で優勝を決定します。
ホールマッチでのポイントは、それぞれのホールの勝ったペアに3ポイントが与えられ、負けたペアは0ポイント、引き分けの場合は双方に1ポイントとなり、ポイント数の多いチームが勝利地区となるフォーマットで行われました。
初日(8月20日)の組み合わせは、大会前日の練習ラウンド後の抽選会で決まった地区同士の9ホールの1回戦8試合と、1回戦を勝ち上がった地区同士及び敗戦した地区同士の2回戦8試合が行われました。

初日の1回戦の前半戦は中部地区と四国地区がまず勝ち上がり、後半戦組では東北地区と関西地区が勝ち上がりました。
2回戦では四国地区が中部地区を下し、優勝決定戦への切符をゲット。次いで、関西地区も東北地区に勝って、優勝決定戦に駒を進めました。

18ホールで競われる2日目(21日)の決勝戦は四国地区vs関西地区、3位・4位決定戦は中部地区vs東北地区、5位・6位決定戦は中国地区vs関東地区、7位・8位決定戦は北海道地区vs九州地区で行われることになりました。

2日目は優勝決定戦の組がスタートする頃の気温は25度前後で微風が吹くという快適な気象状況で、それぞれのチームの選手たちからは気を引き締めて臨む雰囲気が伝わってくる中、ティーオフして行きました。

注目の優勝決定戦は、18ホールを終えての男子4チームのポイントは四国地区91ポイント対関西地区85ポイント。女子2チーム目まででは四国地区が18ポイントリード。残り2チームの結果次第となりましたが、女子３チーム目の関西地区が30ポイントを挙げ、15ポイントだった四国地区を3ポイント逆転。先に上がった両地区のチームメイトも18番グリーン奥へ応援に駆けつけました。
果たして、女子チーム4組目は関西地区が28ポイントに対し四国地区は19ポイントで、トータル関西地区180ポイント対四国地区174ポイントとなり、関西地区の4勝目が達成されました。

なお、3位は中部地区、4位は東北地区、5位は関東地区、6位は中国地区、7位は九州地区、8位は北海道地区でした。

取材／初見 進（ゴルフライター）
PHOTO by TM PHOTOLINKS