2018三井住友VISA太平洋マスターズ | 額賀辰徳が3日間通算9アンダーで大逆転ツアー初優勝!
11月8日(木)~11日(日)、「2018三井住友VISA太平洋マスターズ」を御殿場コースにて開催いたしました。
松山英樹が監修し、世界的な名設計家のリース・ジョーンズ氏による改修が完了して初めて迎えた今大会。
通常Par5の6番と11番をPar4とするなど、難度の高い設定と松山が出場することなどもあり、初日から前年を大きく上回るギャラリーが観戦に訪れました。
ただ、2日目の午後のラウンドが悪天候によるコースコンディション不良のためサスペンデッドになり、3日目は第2ラウンドの残りが行われ、1ラウンド短縮の54ホールでの競技となってしまいました。
最終日は初日からのトーナメントリーダーの秋吉翔太が2位のパク サンヒョンに2打差の通算8アンダーでスタート。アウトを3バーディー1ボギーの33と2つスコアを伸ばし、他の上位選手も戦略性が一段と高まった御殿場コースに手こずり、秋吉が16番を終えた時点では秋吉が通算9アンダーで首位、額賀辰徳が通算8アンダーで2位でした。
波乱は大詰めの17番の秋吉のボギーが序章となりました。秋吉の1組前の額賀が1オン2パットのパーに対し、秋吉は手前のガードバンカーとグリーンの間のラフからのアプローチショットを3メートルオーバー。パーパットはカップの右に外れてボギー。先に回る額賀は最終ホールの第2打をグリーン奥にオーバーさせたものの、2メートル弱のバーディーパットを沈めてバーディーで9アンダーとし、この時点で逆転。秋吉は1打差で追いかける立場となりました。
ここまでの53ホールをリードしてきた秋吉の調子から推し量ると、Par5の最終ホールは悪くてもパー、かなりの確率でバーディーだろう、と思われましたが、何とティーショットを右にOB。まさかのダブルボギーを叩き、通算6アンダーで3位タイとなってしまいました。
コースを改修したリース氏は、「御殿場コースの18番はイーグルもあればボギーやダブルボギーもあるドラマ性のあるホール」と強調していましたが、まさにその通りの展開で今大会は幕を閉じました。
大逆転優勝を果たしてツアー初優勝したプロ入り13年目、34歳の額賀は、「今回の改修によって狙いどころがしっかり絞ることができ、それでどこに打って行ったら良いかが明確になり、今回の結果につながったと思います。来年は芝も落ち着いて今年より絶対に難しくなると思うので、その時にどういうプレーができるか今から楽しみです」とコース改修効果を勝因に挙げていました。
【最終成績】
1位 額賀 辰徳 ー9
2位 S・H・キム ー7
3位タイ S・ノリス ー6
藤本 佳則
秋吉 翔太
ハンジュンゴン
7位タイ 池田 勇太 ー5
ジャン ドンキュ
パクサンヒョン
10位タイ 藤田 寛之 ー4
イ サンヒ