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第3日|Final Round Report & 成績表 2024.5.31

1打差2位タイスタートの
北村晃一が逆転優勝

最終日の江南コースは、台風1号の影響による昨夜半からの雨が朝になって強まり、当初は第1組のスタートは7時30分でしたが、6時10分に降雨によるコースコンディション不良のためスタート時間を30分遅延(7:30→8:00)、さらに7時20分に降雨によるコースコンディション不良のため30分遅延(8:00→8:30)されました。

競技が始まってからは小雨が降ったり止んだりすることもありましたが、徐々に天候も回復。ほとんど無風の好コンディションで、2日目に好位置につけた選手がスコアを伸ばすのが目につき、上位の順位がしばしば入れ替わりました。
最終的には、2日目を終えて9アンダーで首位の吉本翔雄に1打差の2位タイだった北村晃一がアウト、インの両ハーフで3つのバーディーを奪う6アンダーで回り、通算14アンダーで逆転優勝しました。
17番まで通算12アンダーの2位グループにいた吉本が18番で「第2打を入れればプレーオフの可能性があると思って打った」ショットを1メートルに寄せてバーディー。通算13アンダーで単独2位となりました。
「今回はリベンジの想いで3日間プレーしましたが、最終日の北村さんにはまったく付け入る隙がないプレーをされました。悔しいですが、4つ伸ばして単独2位になれただけでも良かったです。それと、11番でボギーを叩いて北村さんに2打差をつけられたのですが、その時にギャラリーの人から、『吉本さん、頑張って』と声を掛けられたのです。まさか関東の人が私のことを知っているとは思っていませんでしたから、とても嬉しかったです。その一言が、次の12番と13番のバーディーにつながりました。負けましたが、今日のプレーを今後のトーナメントに活かしたいです」と、23歳の好青年は述べていました。

逆転優勝した北村は、「1番で吉本君が5メートルくらいのバーディーパットを先に決めてガッツポーズをしたのを見て闘争心に火がついて4メートルのバーディーパットを入れ替えし、2番でも彼が第2打を1メートルにつけたので先に3メートルのバーディーパットを入れられた」と、その後も集中力を高めながら安定したショットとパットで堂々たるプレーを続けました。その背景には、「前夜、何度も悔しい思いをした江南コースのことを振り返ったり、最終日に良い位置にいるとプレーが速くなる悪い癖があるので、ゆっくり歩くことを心掛けたり、同じ組の吉本君や宇佐美祐樹君と会話するなど、心を落ち着けてプレーしました」と39歳のベテランの域に達したコメントを残しました。

惜しくも北村の通算14アンダーと吉本の通算13アンダーには届かなかったものの、アベマチャレンジャーのアマチュアの福住修、鳥海颯太、植木祥多の3人が通算12アンダーで3位タイ、松本将汰、増田将光が通算11アンダーで6位タイ、宇佐美が通算10アンダーで単独8位となりました。
今日は朝のうちの雨の影響もあって1,205名のギャラリー数でしたが、本戦競技が行われた3日間では5,898名、プロアマ大会も含めると6,365名の方が観戦に訪れました。

大会3日間、応援してくださった皆様、有難うございました。

▼フルリーダーボード
成績表_2024_太平洋クラブチャレンジトーナメント_FR


通算14アンダーで下部ツアー初優勝を成し遂げた北村晃一

18ホール終了後、北村が同組で優勝争いを演じた吉本翔雄と健闘を称えあった


13アンダー 単独2位 吉本翔雄

12アンダー 3位タイと健闘した専修大学4年生のアマチュア 福住 修

12アンダー 3位タイ 鳥海颯汰

12アンダー 3位タイ 植木祥多

11アンダー 6位タイ 松本将汰

11アンダー 6位タイ 増田将光

10アンダー 単独8位 宇佐美祐樹









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チャレンジトーナメントは、ツアートーナメントへの出場資格を持たない新人選手やシード権を逃した選手たちが出場する、若手選手の育成とゴルフ界の発展を目的に創設されました。
2014年に新設された本大会は太平洋クラブが主催するトーナメントで、ギャラリー数が2019年チャレンジトーナメント史上最高値を記録するNo.1の大会になりました。
2018年から3日間競技となり、来シーズンのツアートーナメント出場権をかけて太平洋クラブ江南コースで熱い闘いが繰り広げられます。