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第3日|Final Round Report & 成績表 2023.5.26

注目された最終組が苦戦する中、
5位タイでスタートした富村真治が逆転優勝!

最終日の江南コースは、薄曇り空で風は無風に近い微風という穏やかな気象条件に恵まれ、若手だけでなくベテランも上位に名を連ねていたこともあり、2,390人のギャラリーの方が観戦に訪れ、3日間でトータル6,688人に上る方が江南コースで「太平洋クラブチャレンジトーナメント」を楽しまれました。

競技は、通算8アンダーで首位の吉本翔雄(22歳)、1打差で2位タイの宮瀬博文(52歳)と生源寺龍憲(25歳)の最終組の3選手ともがバーディースタートしたことから彼ら中心の優勝争いとなると思われました。
ところが3番で宮瀬と吉本がボギーを叩くと前を回る組の選手がバーディーを取り出していたこともあり、一気に混戦模様を呈してきました。

何と、首位スタートした吉本は、「とても緊張はしていましたが、“入った”と思ったパットがカップの縁に蹴られたりして」3番から5連続ボギーで通算3アンダーまで後退。宮瀬も3番に次いで6番でもボギー。唯一、生源寺が4番で2つ目のバーディーを取って首位に浮上しましたが、7番でボギー。アウトは1アンダーの35で通算8アンダー。最終組の1組前の富村真治(32歳)が1番、5番、6番、8番、9番のバーディーで、アウトを終えて通算10アンダーとして首位に立ちました。

富村は初日4バーディー2ボギーの69、2日目6バーディー3ボギーの68と安定したゴルフをしていました。最終日に向けては、「木の枝が大きく広がっていて空中にもハザードがあって難しいコースなので、18ホールすべてバーディーを狙って行くプレーを心掛けているのである程度のボギーは覚悟している中で2日間60台で回れていたので逆転優勝を狙っていました」の強い気持ちで臨み、後半のインでは14番ではボギーだったものの、難関ホールの15番、16番でバーディーを奪取。その時点で2位以下に2打差をつけ、最終ラウンドは6アンダー65。2位に2打差の通算11アンダーで逆転優勝を果たしました。

2打差の2位タイには生源寺と、富村と同じ通算5アンダーでスタートした久保田皓也が通算9アンダーで入り、単独4位には45歳の矢野東(最終日4アンダー67)、5位タイには2日目までのリーダー吉本(最終日1オーバー72)と中道洋平(最終日4アンダー67)、7位タイには太平洋クラブ所属の小斉平優和ら4人が並びました。

優勝した富村は、「優勝できた一因は、グリーンのコンディションの素晴らしさです。滑らかにボールが転がってくれるので、しっかりラインを読めれば多少長いパットでも入ります。この綺麗で難しいトーナメント仕様の江南コースで優勝できたのは大きな自信となります。今年はあと何勝かしたいです」とコースを後にしました。

大会3日間、応援してくださった皆様、有難うございました。

▼フルリーダーボード
第3日(最終日) 成績表

優勝 富村 真治
JGTO青木会長・韓社長・富村プロ・河本副社長
最終組最終ホール①フェアウェイを歩くギャラリー
最終組最終ホール②グリーンを囲むギャラリー
富村 真治
富村 真治
久保田 皓也
生源寺 龍憲
矢野 東
小斉平 優和

PHOTO by TM PHOTOLINKS

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ベテランと若手の対決に注目!

チャレンジトーナメントは、ツアートーナメントへの出場資格を持たない新人選手やシード権を逃した選手たちが出場する、若手選手の育成とゴルフ界の発展を目的に創設されました。
2014年に新設された本大会は太平洋クラブが主催するトーナメントで、ギャラリー数が2019年チャレンジトーナメント史上最高値を記録するNo.1の大会になりました。
2018年から3日間競技となり、来シーズンのツアートーナメント出場権をかけて太平洋クラブ江南コースで熱い闘いが繰り広げられます。