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大会最終日|Final Round Report &成績表 2022.5.27

3日間、67のスコアを並べ、
山田大晟がプロ初優勝を飾る!

最終日の江南コースは、初日、2日目の好天とは打って変わって、早朝から強弱はあるもののかなり強い風を伴った雨が降る中で競技がスタート。

通算10アンダーで3位に2打差の首位に並び、専修大学の先輩後輩の山田大晟(27歳)と櫛山勝弘(24歳)のどちらかが逃げ切れるか、はたまた「江南コースとは相性が良い」単独3位の河野裕輝(34歳)がかって知ったる経験で2人を逆転できるか、さらに首位とは3打差あるとはいえ、22歳の期待される注目選手の河本力が大逆転優勝を成し遂げるか、見どころ満載の最終日となりました。

不安定な天候の中、波乱を予感させながら第1組がスタートしたものの徐々に風雨が強まり、最終組がスタートする直前の9時13分に降雨により競技は一旦中断する事態となりました。再開されたのは11時00分で、中断時間は1時間47分に及びました。

「降雨によってラフからのショットは確実に難しくなり、追う方としてはチャージしづらくなりますが、江南コースは水捌けがとても良くグリーンも止まりやすくなっているので、大逆転の可能性もありますね」とAbema TV の中継の中でゲスト解説者の宮里聖志プロは分析していました。再開する頃にはすっかり雨も上がって明るくなり、風も止みました。中断がどのような結果をもたらすのかいっそう興味深くなりました。

再開後には、いきなり山田が1番、2番でバーディーを重ね、4番はボギーとしたものの7番でもバーディーを取ってアウトは2アンダーの34。通算12アンダーでインへ向かいました。同じく首位スタートの専修大学の後輩の櫛山は7番、8番で連続ボギーを叩いて後退。代わって、2組前を回る吉田泰基がアウトを1イーグル(9番)、4バーディー、1ボギーの5アンダーの31と猛追。山田は、9番グリーンでリーダーボードを見て、「もっと皆んなが伸ばしていると思っていたけどそうでもなかった一方、もっと攻めていかなかれば•••」と思ったそうで、「11番のティーショットはレイアップするつもりでいましたが、これまでそういった考え方で勝てなかったので、アグレッシブにドライバーを使いました。バーディーは取れませんでしたが、その思考がターニングポイントになり、12番のバーディーにつながりました」と振り返っていました。

12番に続いて13番、14番で3連続バーディーをものにして2位以下にリードを広げ、終わってみれば2位に3打差をつけてプロ初優勝を上げました。

アウトで猛追した吉田は12番パー3のティーショットを「痛恨のシャンクでOB。何とかダブルボギーで食い止められましたが、ジ•エンドでした」。吉田に代わって台頭したのは、3連続ボギーでスタートしたにもかかわらず、インで7バーディーの28を記録した久保田皓也で、通算11アンダーでホールアウト。ただし、アウトで2ボギーを叩いた櫛山が、「インではある程度開き直ったというか、自分本来のしっかりとしたマネージメントでゴルフをすることを心掛け、4バーディーを取ることができました」と、山田には3打差開いたものの通算12アンダーで単独2位に入りました。

優勝した山田は、「朝方の暴風雨が嘘のようなメンテナンスの素晴らしい江南コースで優勝できたのはスタッフの皆様のお陰です。この舞台で優勝できたことは大きな自信になります。来年はレギュラーツアーでも活躍できるようこれからも頑張ります」とコースを後にしました。

本戦3日間で6,000人を超えるギャラリーが選手たちを応援されていました。
太平洋クラブ江南コースへご来場いただいた皆様、ABEMA TVをご覧になった皆様、ご観戦有難うございました。

表彰式にて(株)太平洋クラブ代表取締役社長 韓俊から山田大晟プロに優勝トロフィーが贈呈された

↓大会最終日の成績表はこちら
成績表_2022_太平洋クラブチャレンジトーナメント_FR_

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チャレンジトーナメントは、ツアートーナメントへの出場資格を持たない新人選手やシード権を逃した選手たちが出場する、若手選手の育成とゴルフ界の発展を目的に創設されました。
2014年に新設された本大会は太平洋クラブが主催するトーナメントで、ギャラリー数が2019年チャレンジトーナメント史上最高値を記録するNo.1の大会になりました。
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