Rank | Name | Score | Total |
優 勝 | P・マークセン | -9 | 135 |
2T | 米山 剛 | -8 | 136 |
崎山 武志 | -8 | 136 | |
久保 勝美 | -8 | 136 | |
5T | 秋葉 真一 | -6 | 138 |
F・ミノザ | -6 | 138 | |
加瀬 秀樹 | -6 | 138 | |
田村 尚之 | -6 | 138 | |
9T | 井戸木 鴻樹 | -5 | 139 |
室田 淳 | -5 | 139 | |
呂 文徳 | -5 | 139 | |
山添 昌良 | -5 | 139 | |
清水 洋一 | -5 | 139 |
猛暑が続く中での第5回大会の最終日。シニアツアーで圧倒的な強さを誇るプラヤド・マークセンが第3回大会に次いで本大会2回目の優勝を挙げました。
マークセンは初日、7アンダーをマークしながら首位の久保勝美に2打差をつけられていましたが、「逃げ切りより追いかけて逆転するほうが好きなので、明日が楽しみ」と語っていた通りの優勝を実現しました。
といっても、容易に実現したわけではありません。「大会が始まる前々日の木曜日から風邪を引き、今日が最も酷くて力が入らないし、軸がブレてショットが安定しない不安があった」と最悪の体調だったそうで、1番のティーショットを左にOBのボギースタート。5番、6番もボギーとして通算5アンダーまで落としました。
ところが久保も、「堅く手前から攻めようと思ってはいけない、という気持ちが多少あったこともあってか、アイアンショットの縦の距離が合わなかった」ことから前日とは打って変わってなかなかバーディーを取れず、5番でダブルボギー。初バーディーは11番でした。
そういう久保の苦闘する姿を同組で目の当たりにしたマークセンは7番に続いて9番、10番で連続バーディーで久保を捕らえ、「そこで優勝に向けてスイッチが入った」。
勝負どころをわきまえているマークセンらしく12番、14番、16番のバーディーチャンスを確実にモノにして、最終ホールを迎えて先に上がっている米山剛と久保に2打差をつける余裕がありました。
最終ホールのティーショットは右のラフでしたが、「久保さんがバーディーで私がボギーで同スコアになってもプレーオフをすれば良い」と割り切り、ピンまで50ヤード付近にレイアップ。
久保のバーディーパットは一瞬カップに入りながらも蹴られて、パー。マークセンは3オン2パットのボギーとしながらも通算9アンダーで、米山と久保と、最終3ホール連続バーディーの崎山武志に1打差を付けて狙い通りの逆転優勝を実現しました。
会員代表の注目のベストアマ争いは、初日2オーバー74でトップの西野伸幸選手が8番パー4でダブルパーを叩いたことから、インに入るとホールを追うごとに首位が入れ替わる大混戦に。
誰が初日のスコアを出来るだけ維持するか、という展開になりました。そのような中、初日5オーバー77の松本武夫選手とその1組後を回る、初日4オーバー76の東本修選手の二人が抜き出て、17番を終えた時点で通算7オーバーで並びました。
結果は、先を回る松本選手がグリーン中央奥のカラーからの20ヤードの距離を、「パターを使おうかウェッジを使おうか迷いましたが、沢山のギャラリーの人が見ているので格好良く決めたい」とウェッジを手にして、「自分が思っていた以上の結果」と、見事にチップインバーディーで73とし、通算6オーバーでベストアマの座を手中にしました。